「男なのに胸が膨らむ」という悩みは意外とよく耳にします。ダイエットで体脂肪を下げても胸のふくらみが解消されないケースもあります。そうした場合、単に体脂肪が原因ではなく、他の要因が関係しているかもしれません。
本記事では男なのに胸が膨らむ原因とその対処法について、科学的な視点で解説していきます。
男性の胸が膨らむ原因
興味深いデータとして、ユルドゥルム・バヤズィト大学のレビューによると、全男性の約30%が人生のどこかで胸の脂肪に悩む経験をするとのことです。
特に思春期や50歳以降に多いとされていますが、30%という数字はなかなか無視できません。
男性で胸が膨らむ原因の多くは「ホルモンバランスの乱れ」に起因します。
具体的には、エストロゲン(女性ホルモン)の増加やテストステロン(男性ホルモン)の減少がこの問題を引き起こすことが多いようです。年齢を重ねるとテストステロンが自然と減少することが原因で、胸に脂肪がつきやすくなるのではないかと考えられています。
男性の胸の膨らみに対する対策
ホルモンバランスの乱れの原因はさまざまな要素が絡み合うため、一つの解決策で全てが改善するとは限りません。そこで、いくつかの一般的な対策を紹介します。
1. アルコールの摂取を控える
アルコールはホルモンバランスに悪影響を与えることが知られています。特に肝機能に影響を及ぼし、胸に脂肪がつきやすくなるケースもあります。もしお酒をよく飲む習慣があるなら、量を減らしてみることを検討してみてください。
2. 薬の影響を疑う
抗うつ剤や一部の鎮痛剤、スタチン、アンドロゲンブロッカーなどは、ホルモンバランスを乱す可能性があります。もし現在服用している薬がある場合は、主治医に相談してみるのも良いでしょう。
3. クリーンな食生活を心がける
加工食品や精製された糖質、不良な脂肪分は、ホルモンバランスを崩す大きな原因となります。ファーストフードもNGです。バランスの取れた食事を心がけ、できるだけ自然で栄養価の高い食品を選びましょう。
4. 筋トレを取り入れる
特にベンチプレスなどの筋力トレーニングは効果的です。イギリスの研究でも、中程度の胸の脂肪であれば、適度な運動と食事改善で改善する可能性があるとされています。ただし、過度な有酸素運動はホルモンバランスに悪影響を与えることもあるため、適度な筋トレにとどめておくのが良いでしょう。
5. 豆類を控える
豆類全般はテストステロン(男性ホルモン)の分泌を抑制する成分が含まれています。もし現状で豆類を過剰に摂取しているのであれば、量を減らすか摂取しないようにしましょう。
ソイプロテインも大豆由来なので、やめておきましょう。筋トレをしていてもしソイプロテインを飲んでいるのであれば、ホエイに切り替えるか、ホエイにアレルギーがあるのであれば「ライスプロテイン」を検討しましょう。
ライスプロテインはオススメのものをこちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
6. 医師の診察を受ける
胸の脂肪が長期間にわたって改善しない場合は、医師の診察を受けることも考慮すべきです。まれに、男性でも胸に腫瘍ができることがありますので、専門家の意見を求めることが大切です。
7. テストステロンを増やす行動をとる
テストステロンを増やすために、サプリメントをとる、スクワットをする、増やす方法を実践するのも効果的です。
こちらの記事でそれらを紹介していますので、自分に合いそうな方法を試してみることであなたのコンプレックスは解消されるかもしれません。
>>テストステロンを安全に増やすおすすめサプリ6選|摂取NGのものも解説
>>テストステロンを安全に効果的に増やす方法13選【究極の完全ガイド】
>>スクワットでテストステロンは増えるのか?科学的根拠と効果的な方法
まとめ
男性の胸の脂肪問題は多くの人が悩む共通のテーマです。原因が多岐にわたるため、特定の解決策を見つけるのは簡単ではありませんが、まずは生活習慣の改善から取り組んでみてください。