SNSを見て病むのはなぜ?【原因と対策をわかりやすく解説】

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SNSを見て病んでしまっている方へ。

なぜSNSを見ると病んでしまうのか知りたい。SNSで病まないための方法があれば知りたい。と考えていませんか?

本記事では、SNSを見て病んでしまう原因、病まないための解決策を科学的根拠をもとに解説していきます。

目次

なぜSNSを見ると病んでしまうのか

病んでしまう原因として大きいのが、他人と自分を比べてしまうというものです。現代においては、SNSはコニュニケーションや、他人の様子を知るのに欠かせないツールですが、一方で大きなストレスの原因にもなっています。

他人のSNSを見ていると、パッピーでキラキラとした生活、大勢の友達と楽しそうにしている様子、おいしそうで高級な食事などの投稿を浴びるように目にします。

すると「自分の生活はこんなしょうもないのに。ほかの人と比べて私はろくな人間じゃないな」と思ってしまい、気分が落ち込んでしまいます。

このせいでストレスがたまり、メンタルが病んでしまうのです。

また、SNSとメンタルの関係を調べている、ある研究チームはこのように述べています。

「SNSは私たちの『現実的な暮らし』についての考え方をゆがめてしまいます。他人が本当はどんな生活をしているのかが、わからなくなってしまうのです。人間には他人との比較によって自分の生活を決める傾向があります。それなのに、SNSで他人のポジティブな投稿ばかり見せられては、現実的な考え方がゆがむのも当然でしょう」

私たちの脳は、「本当に必要なもの」を自分の頭で考えるよりも、「他人が持っているもの」に意識がむきやすく、SNSがその傾向をエスカレートさせていくのです。

さまざまなSNSのなかでもメンタルにもっとも悪影響なのは、インスタグラムです。

14歳から24歳の男女1479人を調べた結果、不安感や孤独感、外見への劣等感などネガティブな影響がいちばん大きかったのがインスタグラムでした。

ネガティブな感情は感染しやすい

ネガティブな感情はポジティブに比べて、7倍も感染しやすいことが、研究によりわかっています。

SNSを見ていると、キラキラとした投稿だけでなく、ネガティブな投稿もどんどんと流れてきますよね。

ネガティブな投稿やニュースをみると、自分のメンタルにまでネガティブな影響を及ぼしてしまうのです。これは受動ストレスといって、2003年にマサチューセッツ大学が行った実験により判明しています。

人間はポジティブよりもネガティブの方が頭に残りやすく、どんどんとメンタルがやられていってしまうのです。

そのほかの原因としても

  • SNSを見ておかないと話題についていけなくなる
  • 「いいね」しておかないと、なんか気まずい
  • フォローしたくもない人をフォローしないといけない状況

などなどメンタルに悪影響をあたえる要因は、あげればキリがありませんね。

SNS疲れを起こさないための解決法【SNSファスティング】

NSで病んでしまう方におすすめなのが、定期的に「SNSファンディング」を行うという手法です。簡単にいえば、SNS断食のようなイメージで、決められた期間だけSNSの使用を完全に止めてしまうというものです。

ハピネンスインスティテュート大学が2015年に行った研究で、SNSファンディングの効果が明らかになっています。

研究方法は、1000人以上のネットワークユーザーを集めて、そのうちの半分には「1週間だけ絶対にフェイスブックを使わないでください」と指示をだします。(海外ではフェイスブックが多く使われている)

そして被験者に、どのようなメンタルの違いが出るかをチェックしました。

その結果

ストレスへの反応に大きな違いが出ました。

SNSファンディングを行ったグループは、そうでないグループに比べて、幸福度が18%も高くなり、ストレスに対しても強くなっていました。

1週間止めただけで、この効果は驚きです。

SNSにどっぷりハマっている人は、最初は止めるのに苦労するかもしれません。しかしこのように、1週間だけでもSNSを断つと幸福度はあがり、やがて人生の満足度も上がっていくでしょう。

例えば「毎月の第4週目はSNSファンディングをする!」と決めてみて、実践してみると効果が得られるはずです。苦労してでも、やってみる価値は十分にあります。

華やかな一面しか見ていないと理解する

解決策をもうひとつご紹介。
SNSは自分の承認欲求を満たす場であり、たいていは自分のよい一面しか投稿したくありません。

SNS上ではキラキラと輝いて見える人たちも、自分が一人ぼっちで納豆を食べている写真や、盛れてない写真はあげたくないのです。

うらやましく思っても、それはその人のほんの一部か、もしかしたら作られたキラキラなんだと理解することで、メンタルの負担は減るでしょう。

以上となります。SNSは便利ですが、使用はほどほどに、リアルの人生に目を向けて人生の幸福度をあげてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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