恋愛において、さりげないボディタッチがもたらす効果を知りたい方へ。気になる人がいるけどボディタッチをして効果があるのか、ないのか。
さらに、どこを触ればいいのか、タッチNGな部位はあるのか?そんな疑問を心理学で解決します。
実際に行われた実験をもとに科学的根拠を交えながら解説していきます。
ボディタッチがもたらす効果
結論から言うとボディタッチは適切な方法で行うと、相手との距離感を縮めることができ、好感度も上げることができるので効果絶大です。
外国の方と交流した経験がある方はわかると思いますが、相手とハグや握手をして触れ合うと、その前より相手と親密になったように感じませんか?
ただし、これは間違った触り方をしてしまうと逆効果なので最後まで読んでいただければと思います。
ボディタッチについての実験結果
まずはボディタッチが効果的である証拠として、3つの研究結果を紹介します。
実験その1
アメリカのミシシッピ大学の研究によると、普段から自然にお客さんの肩や手に軽く触れるウエイトレスは、そうでない人に比べてもらえるチップの量が多かった。
実験その2
見知らぬ相手に探し物を手伝ってもらう確率も、腕に軽く触れると27%も増加した。そして2回以上触れると効果はさらに高まる。
同じように、ナンパで連絡先を聞く実験が行われているが、結果は同じだった。
実験その3
被検者が二人組のペアになって、2つのグループに分かれる。
- グループ1:対面させて数分間、会話させるグループ
- グループ2:会話はせず、ただ握手をするだけのグループ
その結果、会話をさせたグループよりも握手をしただけのグループの方が、お互いに好感度が高かった。
このように様々な研究でボディタッチの効果が実証されています。
なぜボディタッチが高感度をあげ、相手との距離を縮めるのか
これは人間の心理や脳内物質に関係しています。
もともと人間には「親和欲求」という、誰かと仲良くしたい!という欲求があります。
この欲求は誰かと触れ合ったり、触れられることである程度満たされます。
しかも日本人はもともとスキンシップをあまりしませんから、なおさらこの親和欲求への欲求不満解消の満足感が高く感じられるのです。
脳内でも変化が起きており、肌と肌が触れ合うと、やる気を出す脳内物質である「ドーパミン」や、幸せを感じた時に分泌される「オキシトシン」などが分泌されます。
これらが分泌されると気分が良くなり、幸せを感じます。
ハグをした時に幸せを感じたり、満たされる感覚になるのも、この脳内分泌物質によるものです。
自分を気持ちよくさせてくれる相手への好感度は、当然あがりますよね。
どこにタッチすれば良い?NGな部位は?
ここが最も重要な「触れる部位」です。
特に相手が女性の場合、不適切なところに触れてしまうと必要以上に緊張させてしまったり、気分を害してしまい逆に距離が開いてしまいます。
二の腕へのボディタッチが有効
ボディタッチをする時は、”二の腕”に触れるようにしましょう。
男女ともに最も触れやすく、警戒心を与えないのが”二の腕”だからです。
手の甲や前腕、肩などもさりげなくであれば問題はありませんが、やはり二の腕が一番無難で有効といえるでしょう。
NG箇所は背中
女性に触る場合に、いきなり胸やお尻を触るのは完全にNGなのは分かりますよね。
意外なのが”背中”です。男女ともに背中は自分が見えない部分なので、触られると「突然、触られた!」という感覚になってしまいます。
背中を触られて、ビクッとなった経験がある方も多いと思います。
腰もやめておいた方がよさそうですね。
具体的なボディタッチの実践例
二の腕に触れることのできるシチュエーションは色々あります。
店などの入り口で相手を室内へうながす時、席をすすめる時、出口を指し示す時などです。
他にも相手が言った冗談に「なんだよそれw」とさりげなくタッチすることもできますね。
声をかける時も、1秒や2秒でも二の腕に触れながら話しかけるのも効果的です。
これは相手が「今、触れられた」とはっきりと認識してなくても大丈夫です。
むしろ相手に、触られたと認識されない方が下心が伝わらないので効果的です。
上で紹介した、探し物を手伝ってもらう研究やナンパの成功率の統計の研究でも、その後オーケーを出した相手にインタビューした結果、ほとんどの人が触られたことすら覚えていなかったのです。
つまり相手が気づいていない、ということは相手の潜在意識に働きかけられているという証拠です。
そのくらい本当に効果絶大です。
いかに、さりげなくタッチするかが大事です。
ただ、まだ相手とそこまで親密になっていない場合はやりすぎには注意しましょう。
ボディタッチを効果的に使うことで異性からモテるようになりますし、気になるあの人を落とすことができるかもしれませんね。