好きな人とのLINE。送信ボタンを押したあとに「これでよかったかな?」と何度も見返した経験はありませんか?そっけなく返すと冷たい印象になるし、張り切りすぎると重たく思われてしまう…。
悩んだあげく自己流で返信。その結果、気づかないうちに相手との距離が広がり、チャンスを逃がしてしまうのです。
実はLINEの返信には「心の距離を縮めて、相手からの好きという気持ちを大きくさせる」ちょっとした心理テクニックがあり、それを知っているかどうかで恋の進展は大きく変わります。
この記事では、心理学に基づいた「好きな人を振り向かせるLINE返信テクニック8選」を紹介します。
片思いの相手にアプローチする場面はもちろん、恋人同士や夫婦でも活用できます。
どれも簡単なパターンを覚えるだけで、今からすぐに実践可能な方法です。
相手の気持ちが離れて後悔する前に、最後まで読んで8つのテクニックをしっかり押さえておきましょう。
好きな人を振り向かせるLINE(ライン)の返信テクニック8選
気になる異性との心の距離を縮めて好意を向けてもらうには、「相手と動作やタイミングを合わせること」が非常に大事です。
この“同調”があると、自然と安心感や親近感がうまれ、相手からの「好きという気持ち」を向けてもらいやすくなるのです。
心理学ではこの状態を「ラポールを築く」といいます。
ラポールとは
相手との信頼関係、心の通じ合い、お互いに相手のことを受け入れている状態のことを指します。
恋愛に関する多くの実験や研究でも、その効果は証明されているのです。
では、このラポールをLINE(ライン)などのメッセージのやりとりで、どうやって築いていけばいいのでしょうか?
心理学的なアプローチを取り入れた、具体的なテクニックをご紹介します。
①メッセージのスタイルを合わせる
まず基本となるのは、相手とメッセージの“書き方”を合わせることです。
そうすることで、相手は無意識のうちに「この人とは気が合うな」と感じやすくなり、自然とラポールが築かれていきます。
具体的には次のポイントを意識してみましょう。
文字数
相手が送ってくる文章の文字数と同じくらいの文字数で返すのです。
相手が短めの文章で送ってきているのに、あなたが長めの文章で返してしまったりするとラポールを築くことはできませんので注意しましょう。
改行
相手が改行を使うか、改行の後に1行空けるのか、改行せずに一気に書くのか。相手の改行の特徴をとらえて、同じように改行を使いましょう。
語尾
「〜だよ」「〜だね」など、相手がよく使う語尾を自然に取り入れることで親近感が増します。あからさますぎると「真似してる?」と思われるので、ほどほどにバランスよく取り入れてください。
口調
相手がカジュアルならこちらもカジュアルに。ただし無理にキャラを変えると不自然になるので、自分らしさを残しながら寄せるのがコツです。
②絵文字、顔文字は相手と同じ系統を使う
絵文字や顔文字の系統を合わせることも非常に重要です。
例えば、相手が「(^▽^)」のような顔文字をよく使うなら、こちらも同じ系統の顔文字を選びましょう。
逆に、相手が「😊」など絵文字派なら、あなたも同じ絵文字で合わせるのが効果的。
普段使わない表現を使うのは違和感があるかもしれませんが、相手とのラポールを築くにはとても大事なことです。
特に、相手がよく使う絵文字をさりげなく取り入れることで「気が合う」と感じてもらいやすくなります。
また、相手が絵文字を多用しているのにこちらが全く使わないと「なんだか冷たいな」という印象を持たれたり、逆に相手が使わないのにこちらだけ多用すると「騒々しいな」と思われることもあります。
絵文字や顔文字の「種類」だけでなく、「使う・使わない」まで相手に合わせることが大切です。
③ミラーリング効果を活用する
恋愛でもよく使われる心理テクニックのひとつが「ミラーリング効果」です。
ミラーリング効果とは
自分と同じような言葉や仕草、行動をする人に自然と好感を抱いてしまうという心理現象のこと。
LINEのやりとりでもミラーリング効果を活用することができ、無意識のうちに相手に親近感を感じさせることができます。
やり方は簡単で、相手の言葉をさりげなく“おうむ返し”するだけ。
例えば

スマホ壊れちゃった、サイアク~



えっ、スマホ壊れちゃったの?サイアクじゃん
このような感じ。
ミラーリングのポイント
ここで大切なのは「相手の表現に合わせる」こと。
上の例のように、相手が使っているのが「iPhone」であっても、相手が「iPhone」のことを「スマホ」と呼んでいるのであれば、あなたも「スマホ」と呼びましょう。
「最悪」を「サイアク」と打つ相手にはあなたも「サイアク」で返すと親近感が増します。
ミラーリングは簡単に使えて効果も出やすい、おすすめの心理テクニックです。意識するだけで相手との距離がぐっと縮まりますよ。
ミラーリングをもっと知りたい方はこちらもどうぞ↓
≫ミラーリングで恋愛を有利に進める|具体的な使い方の例を5つ紹介
④返信のタイミングは相手に合わせる
返信のタイミング(返すまでの時間)も相手に合わせるのが一番間違いないです。
例えば、相手が2時間空けて返してくるのであれば、あなたも2時間後に返信。すぐに返してくるのであれば、あなたもすぐに返信。1日2通ほどであれば、あなたもそれに合わせる。
といった感じです。
こうしたシンクロが相手にとって、「自然で心地よい」やりとりを生みます。
最悪なのが相手は2時間空けて返しているのに、あなたはメッセージが来て2分後に返すといったことをしてしまうこと。
相手に「早く返したほうがいいのかな」「面倒だな、重いかも」なんてことを思われてしまう可能性もあります。
相手にプレッシャーを与えないためにも、返信のタイミングは相手に合わせるのがベストです。
⑤オープンエンドな質問をする
会話を自然に続けるには、相手が答えやすい質問を投げかけることが大切です。
特に「LINEで会話が続かない…」と悩んでいる人には効果的です。
「オープンエンドな質問」とは、「はい」「いいえ」だけでは答えられず、相手が自分の考えや気持ちを話せるようになる質問のこと。
例えば
- 「週末は何なにして過ごすのが好き?」
- 「旅行に行くなら、どんな場所に行ってみたい?」
- 「最近ハマってることってある?」
こうした質問をすることで、相手は自分のことや感情を表現しやすくなり、会話が深まります。
⑥ポジティブなメッセージを送る
ポジティブな感情は伝染しやすく、相手に良い印象を与えます。
ポジティブなメッセージを送ることで、「この人とのラインは楽しい!」と感じてくれるようになり、好感が増していくのです。
逆に、ネガティブな内容ばかりだと「話すと気分が沈む」と思われてしまうことも。
できるだけ前向きなメッセージを心がけることが大切です。
⑦誉め言葉や感謝の気持ちを伝える
相手に好印象を与える最もシンプルな方法が「誉め言葉」や「感謝の気持ち」を伝えることです。
心理学ではこれを「コンプリメント」と呼びます。
コンプリメントとは
相手の能力・努力・容姿などを褒めたり、感謝を伝えたりすることで、その人に敬意や好意を示すこと。
これによって相手の自己肯定感は高まり気持ちよくなります。「この人と話すと気分がいい」ということを相手に脳に覚えさせるのです。
注意点
何度も何度もわざとらしく褒めちぎると、「この人お世辞ばっかり言う人だな」と思われてしまいます。
ここぞというときにコンプリメントを送りましょう。
⑧自己開示のあとに質問する
相手に質問ばかりしていると、「なんで私だけ話さなきゃいけないの?」と負担に感じさせてしまうことがあります。
相手のことを知りたいときは、まず自分のことを少し開示してから質問するのが効果的です。
たとえば「最近○○にハマってるんだ。あなたはどう?」というように、自分の話をきっかけにすると相手も自然に答えやすくなります。
相手はあなたに自己開示をすることで「私はあなたに心を許している」と無意識に感じて、好意が増していく仕組みです。
LINE(ライン)を諦めたほうがいいパターン
ここまでLINEのテクニックを紹介してきましたが、そもそもLINEを諦めたほうがいいパターンもあります。
LINE自体が面倒だと思っている
これは男性に多い傾向がありますが、LINEすること自体が面倒だと思っているパターンです。
例えば
- 返信が極端に遅い
- 了解、わかった、そうだね、しか返ってこない
- 基本スルー、用事があるときだけLINEしてくる
こういった相手に頑張って長々とメッセージを送っても、かえって逆効果だったりします。
この場合、LINEはいったん諦めて、直接会える場合は直接話して会う予定を決めてしまいましょう。
事務的なメッセージしかしない人であればLINEで会う約束だけして、普段のLINEはしないと決めてしまうのも手です。
逆の場合
会うと無口、LINEだと積極的にしゃべってくれる場合の人は、LINEで会う約束をしてしまったほうが圧倒的によいです。
「相手に合わせることを徹底する」ことを覚えておきましょう。
まとめ
好きな人を振り向かせるLINEの返信には、特別な魔法が必要なわけではありません。
大切なのは、相手に「心地いい」「気が合う」と思わせる工夫を積み重ねることです。
- メッセージの文字数や改行、口調を相手に合わせる
- 絵文字や顔文字の使い方をシンクロさせる
- ミラーリングやオープンエンドな質問で会話を広げる
- ポジティブな言葉やコンプリメントで好印象を与える
- 自己開示と質問を組み合わせて、信頼関係を深める
- 返信のタイミングを相手のリズムに合わせる
これらを意識するだけで、あなたとのやりとりは「楽しい」「心地いい」と感じてもらえるようになり、自然とラポールが築かれていきます。
しかし、せっかくLINEで好印象を築いても、その後の関わり方を間違えると、短い関係ですぐに離れられてしまうことも…。
そんな「もったいない失敗」を防いで、相手の記憶にあなたを強烈に残して惹きつける心理的な方法があります。
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