現代人の多くが不足しがちと散々いわれているのが「ビタミンD」。日光を浴びることにより皮膚で生成されるビタミンです。
免疫力の維持や骨の健康、メンタルの安定にも関わる大切な栄養素ですが、サプリを選ぶときに悩むのが「1日どれくらい摂ればいいの?」という問題です。
サプリを見てみると○○IUという選択肢がたくさんあって迷いますよね。
研究の結果から「ビタミンDはどれを選べばいいのか?」という疑問にお答えします。これから飲み始める人はもちろん、現在飲んでいる人も正しく飲めているかを確認してみてください。
この情報を知らずに低IUを選んでいると効果を体感できなかったり、逆に飲みすぎると害がでることもあるので、注意しておきたいところです。
ちなみに人それぞれ必要な量が変わりますので、体質やライフスタイルに合わせた最適な選び方をご紹介します。
1日に必要なビタミンDサプリはどのくらい?
カナダで行われた研究(1)で、過去108本の論文をまとめて、13,987人ものデータをまとめたものをご紹介します。 かなり大規模で信頼性の高そうな研究ですね。
その研究によると、体型によって必要なビタミンDの量が違うことが分かっています。
- 標準体型の人:1日に3,094 IU
- 太りぎみの人:1日に4,450 IU
- 太りすぎの人(肥満):1日に7,248 IU
このように体型によって最適なビタミンDの量が違うことが分かりますね。ビタミンDは脂肪に溶け込む性質があるため、肥満の人は血中に届きにくくなるのです。
この論文では血中のビタミンD濃度の最適値を「50 nmol/L以上」としています。しかしこの数値は低いのではないか?という意見や論文もあります。
例えば東アフリカのマサイ族の血中ビタミンD濃度を調べた研究(2)によると、彼らの平均ビタミンD濃度は115nmol/Lもありました。この数値でかなり健康的な体をキープしているのです。
このことも踏まえて、あなたがどのくらいビタミンDのサプリを摂取すればよいのかを詳しく解説していきますね。
ビタミンDサプリは1日2000IU?それとも5000IU?体質や生活に合わせた選び方
ビタミンDのサプリを選ぶ際に○○IUと書いてあるのを見たことありませんか?
IUとは脂溶性ビタミンやホルモンの「活性」を示す単位です。つまり数値が高いほど活性が高いということ。
ビタミンDのサプリを購入する際は信頼性も高い「ナウフーズ」がおすすめなのですが、1000IU、2000IU、5000IU、10000IUなど、数値がたくさんありどれを選べばよいのか迷いますよね。
そこで先ほどご紹介した研究をもとに考えると、以下の2択になるかと思います。
- 2000IUの摂取で十分な人も多い
- 体重が多い人や日光を浴びる時間が少ない人は、5000IUで理想値に届くことも
つまり2000IUか5000IUを選べばよいのです。(ただし、すでにビタミンD不足と診断されている人は医師の指示に従ってください)
2000IUが向いているのはこんな人
- 室内勤務が多いが、週末は外に出る機会もある
- 標準体重〜やや軽めの体型
- 食生活に魚やキノコなどビタミンD食材をある程度取り入れている
- 初めてビタミンDサプリを使う人
毎日2000IUを継続することで、多くの人が十分な血中濃度を維持できます。
5000IUが必要なケースとは?
- 冬の間、日照時間が極端に少ない地域に住んでいる
- 肥満傾向にある(ビタミンDは脂肪に溶け込み、血中に届きにくくなる)
- 屋内中心の生活で日光をほとんど浴びない
- より積極的にビタミンDの効果を得たい人(例:免疫ケアを意識している)
よりビタミンDを必要としている人は5000IUを選んでもいいでしょう。過剰摂取が心配だという人は2000IUから始めて様子を見ながら5000IUに上げてもいいかもしれませんね。
ちなみに最新の研究によると、1日に10,000IUを超えたあたりから過剰摂取となり体に害(高カルシウム血症や腎障害)がではじめるようなので、5000IUではそこまで心配する必要はなさそうではありますが。
2000IUでも5000IUでも、“どちらが良いか”ではなく“どちらが合っているか”で選ぶことが大切です。特に、体格や日光への曝露量によって必要量は大きく変わります。自分にとって適切な量を見つけるために、1〜3ヶ月試してから体調の変化を観察してみたり、確実なのは血液検査で確認することです。
まとめ
自分の体形やライフスタイルにあったIUを選択しましょう。
サプリに抵抗感がある人でもビタミンDだけはサプリで摂っておいた方がいい。と言われているほど、現代人はビタミンDが不足しがちです。
最近風邪を引きやすくなった、肌がガサガサしている、メンタルが不安定でなかなか寝付けない、といった症状がある人もすぐに始めるべきでしょう。
ビタミンDは、「摂りすぎず・足りなさすぎず」が大切な栄養素です。
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血中濃度を調べたい方は、病院で「25(OH)D」の血液検査が受けられるので、一度チェックしてみるのもおすすめですよ!